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     【悠】「くそぉおぉぉぉおぉぉぉぉっっ!」

     【悠】「なんで巫女さんの服を着てないんだ真由!!」

    【真由】「いやいや。今日は案内してくれるって予定だったじゃない」

     【悠】「そうだけど……そうだけど……!」

    【真由】「え、えっと……」

    【真由】「それなら今から着替えてこようか?」

    【紗香】「はいはい。そんな甘やかさなくていいからまーちゃん」

     【茜】「おにぃもあんまり調子に乗らないように」

     【悠】「はい、すみません」

素直に謝る。

昨日買物の手伝いと案内をすると約束した通り、俺たちは真由の家へと来ていた。

    【真由】「それじゃあ行ってくるからねお母さん」

  【真由の母】「行ってらっしゃい、気を付けて」

  【真由の母】「何か足りないものがあったらまた連絡するから」

    【真由】「よろしくね」

  【真由の母】「悠くんたちもごめんね、手伝ってもらっちゃって」

     【悠】「いえいえ。俺たちもちょうど用事がありましたから」

  【真由の母】「そう言ってくれると助かるわぁ」

  【真由の母】「お礼と言っちゃ何だけど、真由にお金渡しといたから一緒にご飯食べてきて」

    【紗香】「ありがとうございます」

     【茜】「お言葉に甘えさせていただきますっ」

  【真由の母】「ふふ。それにしてもほんと、みんな大きくなって」

  【真由の母】「紗香ちゃんも茜ちゃんも可愛くなったわね」

     【茜】「ありがとございまーす」

    【紗香】「おばさんも変わらずキレイですよ」

  【真由の母】「あらーありがと、お世辞でも嬉しい」

     【悠】「いえいえ、本当に変わらずお綺麗で」

     【悠】「どうです? おばさんも俺たちとご一緒に買い物でも」

  【真由の母】「そう? それならお誘いに乗っちゃおうかしら?」

    【真由】「ちょっ、お母さんっ」

  【真由の母】「もう真由ったら。冗談に決まってるでしょ」

そうそう。真由のお母さんってこういう人だったよな。

陽気というかノリが軽いというか、若いというか。

昔は俺もよくからかわれたもんだ。

おばさんと真由、どっちが可愛い? なんて聞いてきたっけ。

そして真由と即答してた小さいころの俺。

  【真由の母】「それじゃあみんな。買い出しよろしくね」

   【みんな】「はーい」

懐かしい気分に浸りつつ。

俺たちは商店街へ買い物に出かけた。

    【紗香】「到着しましたー。ここが商店街でーす」

    【紗香】「スーパーとかドラッグストアとか、電気屋さんも服屋さんも本屋さんもあるよ」

     【悠】「バス使う距離ならもっと大きいお店あるんだけどな」

     【悠】「日用品の買い物はだいたいここで十分」

    【紗香】「八百屋さんとかお魚売ってる市場もあるしねー」

    【紗香】「たまには奮発して新鮮なものをー、ってのもできたり」

     【茜】「ご飯食べるトコも結構あるんだよ」

     【茜】「ラーメンとか丼とかだけじゃなくて結構オシャレなお店も」

     【茜】「またあたしのオススメのお店教えてあげるね」

     【悠】「奥にはきす家あるから夜に小腹が空いても全然大丈夫!」

    【紗香】「100円ショップとかゲームセンターだってあるし!」

     【茜】「パーティグッズとかよくわからなもの売ってる雑貨屋さんもあるよ!」

    【真由】「あ、ありがとみんな」

芸能リポーターよろしく真由に説明していく俺たち。

なんとなくちょっとテンションが高くなってしまった。

    【真由】「でも近くにこんなに大きな商店街あったんだね」

     【悠】「まぁここまでお店が多くなったのも4年くらい前だけど」

    【紗香】「わたしたちが小さいころは普通だったよね」

     【茜】「ちょっとずつお店が増えていったって感じ?」

     【悠】「十年も経てばそりゃ変わるよなぁ」

なんてノスタルジックな感想。

    【紗香】「それより今日の買い出しってなんなのまーちゃん?」

    【真由】「えーっと」

    【真由】「シャンプーとかトイレットペーパーとか洗剤とかかな」

    【真由】「だいたい日用雑貨品って感じ」

     【悠】「シャンプーならうちに余ってるやつでよかったら持っていく?」

     【悠】「まだ余裕で余ってるしな、十本くらい」

     【悠】「あー、でも女の子だし自分お気に入りとかあるのか」

     【茜】「お。おにぃもわかってきたじゃん」

    【真由】「くす。気持ちだけもらっておくね」

    【真由】「ありがと、悠くん」

    【真由】「でも十本ってなんでそんなにあ……ん?」

そこまで言いかけて、なにか見つけたみたい……。

    【三人】「!」

真由が見つけたものとは……。

俺たちが視界に入れないようにしてた、入ってもあえて無視してた。

独特の空気を醸し出している建造物……。

……そう、それは。

    【真由】「へー。すごいねここの商店街、ホテルまであるんだ」

……ラブなホテルだった。

何故か出来たんだよな……商店街に……。

まぁ入っていく人を何回か見たことあるし……需要はあるんだろうけど……。

    【真由】「でも出入口は裏の方なのね。なんで表に作らないんだろう?」

    【真由】「買い物に来る人とか、ホテルに泊まる人の流れとかを計算したのかな」

     【茜】「え? もしかしてボケじゃなくて素で言ってる?」

    【紗香】「そ、そうじゃないかなぁ……あの口調だと……」

     【悠】「一応気を使ってるのか普通の家みたくなってるしな、あそこのホテル……」

それが今回の悲劇を招いたんだけど……。

     【悠】「……で、どうする? どうするのこの状況?」

     【茜】「どうするって……」

     【茜】「ちょっとおにぃ。真由ねぇにちゃんと言ってきてよ」

    【紗香】「このままだとまーちゃんがホテルホテルって連呼するえっちな子に思われちゃうよー」

     【悠】「よし、任せてくれ」

なんで俺が! とは思ったけど。

確かにこのままだと真由が変な女の子に思われてしまう可能性があるし。

そして何より……!

     【悠】「すみません真由さん、ちょっとお耳を貸していただいてよろしいでしょうか

    【真由】「どしたの悠くん、変に改まっちゃって。なになに?」

     【悠】「多分真由はごにょごにょそのホテルをビジネスホテルだと思ってるんだろうごにょけど」

     【悠】「ごにょごにょ実はそのホテルはごにょごにょする時に使うものでしてごにょごにょ」

    【真由】「???」

    【真由】「ごにょごにょする時に使う、ホテル……」

    【真由】「~~!!」

かぁーっと真っ赤になる真由。

うん、その顔が見たかった!

    【真由】「ご、ごめんねなんか私、変なこと言っちゃったみたいで……!」

    【真由】「私が住んでたところってちょっと田舎でそういうホテルとかなかったからさ」

    【真由】「だからそういう意味じゃなくてね?」

    【真由】「あーもうっ。そういう意味って自分で言っててもよくわからないんだけど!」

     【悠】「落ち着け真由。とりあえず休憩しよう」

    【真由】「きゅ、きゅうけいって……」

    【真由】「~~~っっ!」

     【悠】「ぐー、ぐーよ真由。その恥ずかしがってる顔最高!」

さらに赤くなる真由の顔を眺めサムズアップ。

う~ん、役得役得。

ちなみにこの後さやねぇと茜にめちゃくちゃ怒られた上、茜のオススメのお店でパフェを奢らされました。

まぁプラスマイナスゼロか。