【晴斗】「ふんふんふーふふんーっふーっ。ふほれーほろれー♪
オローロー♪ ウィザーッチュー♪」
恵海と瀬里沢さんをどうやって仲良くさせようかと考えている内に楽しくなってきたため、少しだけ大胆に鼻歌を奏でつつ廊下を歩いていると。
【恵海】「おや」
【晴斗】「あ、篠塚さん! んふふふ……」
【恵海】「どうしたんですか、不気味に笑って。昨晩のしじみにでも当たりましたか?」
【晴斗】「食べてないけど!?」
そもそも、僕の食事のメニューは知ってるくせに!
【晴斗】「そうじゃなくて……ふふふ、篠塚さんてばなぁ。んふふふ……」
【恵海】「なんですか、何か言いたいことでもあるんですか?」
【晴斗】「ううん、べっつにー……んふふふ。それじゃ僕、忙しいから行くね!」
【恵海】「精神病院に?」
【仁川】「やっぱり行くのか!?」
たまたま通りがかった仁川くんが、
すれ違いざまにツッコミを繰り出すけど、僕は気にせずに先を急ぐ。
【晴斗】「ふーりー、んっふーほれーふ♪ ほーふー、さっさーれぐーみ♪」
【仁川】「天野って、ほんとに俺と同い年なの……?」