【恵海】「本日は、ここまでにしましょうか」
【晴斗】「あー、やっと終わった」
勉強で凝り固まった肩をほぐし、大きく伸びをする。
今日は休日だけど、僕の勉強がお休みになるわけじゃない。
【晴斗】「ん~……はぁ」
しかし恵海もお出かけから帰ってきたばかりなのに、よく僕の勉強を見るよなぁ……。
【晴斗】「さて、それじゃ」
【恵海】「お疲れ様でございました」
【晴斗】「って、あれぇっ!?」
帰っちゃうつもりなの、恵海!?
【恵海】「何かございましたか?」
【晴斗】「いや、何かって言うか、何て言うか……」
なんだろう、自分から言い出すのってすごく恥ずかしい。
いつもは、恵海の方から積極的にシてくれることだしなぁ。
【晴斗】「あ、あのね。昨日も一昨日もナシだったから、今日はその……」
【恵海】「昨日も……? あぁ、そう言えばヌいてませんでしたね」
【晴斗】「直接的に言い過ぎじゃないかな!?」
【恵海】「私を肉便器にして、
たぎった白い欲望を排泄するようにブチまけておりませんでしたね」
【晴斗】「むしろもっと直接的になってると思うよ!?」
【恵海】「どうせやることは変わらないのですから、
なんでも良いと思いますが。ほら、さっさと股間のモノを出してください」
【晴斗】「う、うぅ……」
自分からねだった事ではあるけど、なんか思ってたのとはちょっと違う気がするよぉ……!
【恵海】「ああ、もう固くなられているのですね。では」
【晴斗】「え? ちょ、ちょっと恵海?」
恵海は、取り出したモノに、足をグッと伸ばして踏みつけてくる。
【晴斗】「んんっ……!?」
たった今までシューズに包まれていた、
湿り気を帯びる靴下が、僕のちんちんに当たる。
【恵海】「ふぅ……」
【晴斗】「え、恵海、これって」
足コキ……!?
【晴斗】「ん、くぅっ!」
汗で蒸れたエグいニオイが、僕の鼻にまでのぼってくる。
普段嗅いでいる、柑橘系な恵海の体臭とは違う、
汗臭さをひどくしたような強烈な香り。
そんな足でちんちんを擦られていることに、興奮を覚える……けど。
【恵海】「はぁ……」
【晴斗】「せめて、もうちょっと動かすとか、強く踏んだりとかしてくれないかな!?」
余りに直接的な刺激が不足しているせいで、みるみるうちにしぼんで行ってしまう。
【恵海】「おや? もう射精されたのですか?」
【晴斗】「してないよ! と言うか恵海、ボーッとしててコッチを見てなかったでしょ!?」
【恵海】「言われてみれば、そんな気がいたしますね。
私、いつからこのようなことをしていたのでしょう?」
【晴斗】「そこからなの!?」
なんなの恵海、健忘症!?
【恵海】「これだけ元気がないのであれば、射精させるのが難しいのですが。
さっさともう一度勃起していただけますか?」
【晴斗】「そう言われても、すぐに勃起できないことくらい知ってるでしょ!」
【恵海】「仕方ありませんね。では……」
そう言うと、恵海は上着とブラを適当にはだけさせる。
【恵海】「これでいかがでしょうか」
【晴斗】「なんか、ぞんざい!」
さぁ勃たせなさい、とばかりに胸をさらけ出す恵海。
【恵海】「まだ元気がありませんね……
私の貧相な乳房ごときでは陰茎に血を集めることすら不可能と言う事でしょうか?」
【晴斗】「そうは言ってないでしょ!?
おっぱい見せてくれるのは嬉しいけど、せっかくなら足をもうちょっとこう……」
【恵海】「ああ、そうですね。陰茎への刺激を忘れておりました」
恵海は唐突に、僕の股間に乗せた足を動かし始める。
【晴斗】「んんっ……!?」
クニュ、クニュと、半勃ちで余った皮が動いてサオを甘く刺激していく。
【晴斗】「は、んっ……!」
そんな触覚と、おっぱいをさらけ出している視覚、
そして鼻を刺激する恵海の足から立ち上るニオイに、段々と気持ちが昂ぶっていく。
【晴斗】「はぁ、はぁ、はぁっ……」
気づくと、僕の愚息はすっかり当初の元気を取り戻していた。
【恵海】「んっ……ふぅ」
シュ、シュ、シュッ。
絶妙な力加減で上下に動いたり、甘く踏みつけたりと、
恵海のやる気の無さとは対照的に興奮していく。
【晴斗】「う、くぅっ……」
むしろ、そんな適当な具合が僕の琴線に触れているのか。
余り認めたくないけど、そうとしか思えないほどにチンチンはガチガチになっている。
【恵海】「もうすこし、他のやり方を……」
恵海はぶつぶつと独り言を呟きながらも、股間の足は止めない。
お陰で僕の興奮は、久し振りというのもあってか、早くも頂点に達しようとしていた。
【晴斗】「くっ……あ、だ、ダメ! 恵海、このままだと射精るっ……!」
【恵海】「明日はもう少し、別の手を……いや、しかし」
【晴斗】「んっ、あっ……! え、恵海、い、イク、イっちゃうよぉ……!」
【恵海】「そうですね……あれと組み合わせて攻めていくのは?」
【晴斗】「あ、だ、だめっ! 射精る、射精ちゃうっ……!」
もう、すぐそこまで来ている絶頂に、
恵海の足は焦らしもしないで機械のように刺激を与え続ける。
情けないことに、僕はそれに抗うこともできず―――
【晴斗】「ん、あ、ああぁぁっっ……! で、射精るっ!!」
びゅる! びゅるるるっ!! びゅぶぶっっ!!
【恵海】「……え?」
びゅるるっ! びゅぶ、びゅっ、びゅるるるっ!!
【晴斗】「あ、あ、あ……で、射精てる……ま、まだっ」
びゅくっ! びゅ、びゅるっ……! びゅく、びゅっ……。
【晴斗】「くっ……は、はぁ、はぁ、はぁ……。で、射精ちゃったぁ……」
3日溜め込んだ精液を吐き出した僕は、
ピクピクと震えながら飛び散った分身を見つめる。
【恵海】「……もう終わっていたのですね。スッキリされましたか?」
【晴斗】「う、うん……し、したと思う……」
【恵海】「左様でございますか」
それだけ聞いた恵海は、僕の股間と自分の足を手早く拭いて、
さっさと後始末をしてしまう。
【恵海】「これで綺麗になりましたね」
【晴斗】「う、うん」
【恵海】「物足りないようであれば、
口や手や胸、肛門での準備をいたしますが、いかがいたしますか?」
【晴斗】「だ、大丈夫……」
【恵海】「かしこまりました。それでは、お風呂場へ参りましょうか」
【晴斗】「うん……」
そうして、ゆっくりと湯船に浸かりながら誓う。
恵海の隠し事が何かはわからないけど、さっさと解決させないといけない。
でないと、このままでは僕に取り返しの付かない性癖が芽生えてしまう……と。